フッ素塗布の効果は?子どもの歯を強くする仕組みを理解しよう
こんにちは。
向ケ丘遊園駅より徒歩3分の「TOSHIデンタルクリニック」です。
お子さんのむし歯にお悩みではありませんか?
子どもの歯は、永久歯に比べるとエナメル質が薄く、柔らかいため、むし歯になりやすいといわれています。
そのため、むし歯を繰り返してしまうお子さんも少なくありません。
そこで今回は、フッ素塗布の効果や、歯を強くする仕組みについて、詳しくご紹介していきます。
フッ素とは?
複数のメーカーからフッ素入り歯磨き粉が発売されており、見聞きする機会の多いフッ素ですが、実際どんなものであるか?ご存じでしょうか。
フッ素とは、食べ物に含まれる栄養素の1つであり、海藻やじゃがいも、お茶の葉などに含まれています。
フッ素は歯や骨の形成や、それらを維持するために必要な栄養素であり、私たち人間は普段から、食事を介してフッ素を摂取しています。
フッ素に期待できる効果は以下の通りです。
●歯の質を強くする
●再石灰化を促進する
●歯を守る抗菌作用
歯科では、液剤とジェルタイプのものを活用します。
歯磨き粉などに含まれるフッ化物イオンの濃度は1,500ppm程度ですが、歯科で塗布するフッ化物イオンの濃度は9,000ppm程度です。
体重1kg当たり2mg以上のフッ素を摂取してしまうと、急性中毒を引き起こし、嘔吐や腹痛、下痢などの症状が現れてしまいます。
お子さんに使用するフッ素量は体重に応じてきちんと調整しますので、ご安心なさってください。
出典 :赤ちゃん&子育てインフォ「歯とお口のケア」公益財団法人 母子衛生研究会
フッ素を塗布するタイミングは?
子どもの歯が生え揃う時期(1歳~1歳6ヶ月)や、永久歯に生え変わる時期(12歳~13歳)頃が、フッ素塗布を行うタイミングの1つです。
また、フッ素塗布の効果は時間とともに減少していくため、6ヶ月に1回程度の頻度で、定期的にフッ素塗布を行うと効果的でしょう。
乳幼児期から定期的にフッ素塗布を行うと、むし歯リスクを約半分に抑えられると考えられています。
厚生労働省の調査によると、フッ素塗布を受けるお子さんの割合は年々増加し、平成28年度には62.5%と報告され、フッ素を活用したむし歯予防が普及している状況がうかがえます。
出典 :e-ヘルスネット「フッ化物歯面塗布」厚生労働省
当院の小児歯科
当院では、お子さまの状況に寄り添いながら、治療や予防を進めていきます。
まずは、歯医者さんの雰囲気に慣れてもらう練習からはじめましょう。
決して無理強いはいたしません。
また、成人の方であっても歯の根っこ部分のむし歯予防に有効とされておりますので、フッ素塗布を検討される場合は、どうぞお気軽にご相談ください。